妊娠するとホルモンバランスが変化するので、情緒不安定になったり、また妊娠後期になるとお腹が大きくなり寝返りもできないので、寝つきが悪くなる人もいます。
妊娠中の寝方は、工夫するだけで改善できることもありますから、試してみてくださいね。
■妊婦さんにおすすめの寝方
アメリカの産婦人科医J・マリオン・シムズが提唱したもので、「シムスの姿勢」と呼ばれることもある妊娠中の寝方です。
この寝方は、体の左側を下にして横向きに寝る姿勢です。腸の検査をするときなどもこの姿勢ですが、この姿勢を取ることで血液循環がよくなり妊婦さんにも効果的だといわれています。
お腹が大きくなると仰向けは苦しく横向きの姿勢の方がラクに感じます。赤ちゃんの背中がある方を下にすると楽に感じるそうなので、自分で楽だと思う方を下にするとよいでしょう。
妊娠後期でも仰向けがしんどくないなら、その寝方でもいいようですが、子宮が下大静脈を圧迫することがあり、仰臥位低血圧症候群になる可能性があるそうなので、熟睡できないときは姿勢を変えるようにしましょう。
自分に合う寝方を探して、らくな姿勢で寝るようにしましょう。